財布は踊る 読了
原田 ひ香 著
「三千円の使い方」がおもしろかったので読みました。
物語が進んでいくなかに、お金に関する知識が散りばめられているので楽しく読みながら勉強することができます。登場するものを理解するだけでもマネーリテラシーがアップしそうです。
こう書くと堅苦しそうに聞こえますが、ストーリーが本当におもしろいので、続きが気になって一気に読み終えました。
主要なキャラクターは6名、それぞれが生き生きと描かれていて、知人を見ているような感覚になります。
6名に共通しているのは、”今より少しお金がほしい”ということ。今より少しお金を得るためにそれぞれアクションをとるのですが、いい方向にいく人と、悪い方向にいく人がいます。
キャラクターの個性、属性が様々なので自分に似ている人がいるかもしれないので、共感したり、ヒントを得ることができたりするかもしれません。
昨今の副業や投資のブームを見ていると、”今より少しお金がほしい”と感じている人は多いのではないかと思います。一方で、お金に纏わる話は詐欺や危険が伴うのも事実です。そういった危険性についても書かれています。
お金に関する知識が色々書かれているものの、正解は書かれていません。正解はないということなのかもしれないです。
余談ですが、風水が意外と理にかなっているというくだりがあり、私はスピリチュアルの類は疎いのですが風水に興味を持ちました。