運をつかむ習慣とは?

 

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President 2022年2/4号の運をつかむ習慣を読みました。

Presidentは雑誌なので、読書記録とは違うかなと思ったのですが、おもしろかったので自分の覚書として残そうと思い書きました。

 

本誌のテーマは「運」です。

運というとスピリチュアルやオカルトかと思い身構えてしまう方もいると思います。私もスピリチュアルやオカルトの類の話はあまり得意ではありません。

でも、本誌で紹介しているのは地に足ついた運にまつわるお話です。著名な方々がどのようにして運を味方につけているのかが紹介されていて非常に興味深かったです。

 

リスキングのすすめ

はじめに茂木健一郎さんによる、リスキング(=学び直し)のすすめが書かれています。
新たな知識やスキルを獲得し、新しい職務で付加価値を生み出すというのがリスキングです。

私は、読みたい本や勉強したいことがたくさんあって時間が足りなくてナーバスになることが多かったです。しかし、この茂木さんの文章を読んで、読みたい本や学びたいことがたくさんあるという状態は非常に幸せなことなのではないかと考えが変わりました。

 

ちょうど今Life Shiftを読んでいます。Life Shiftの中で、“いま20歳の人は100歳以上、40歳の人は95歳以上、60歳以上の人は90年以上生きる確率が半分以上ある”と書かれており、人生100年時代をどう生きるかというのがテーマとして扱われています。
人生100年時代だからこそ、リスキングで新しいことを学び続けるというのは時代にマッチした考え方だと思います。

 

ひと月ごとにテーマを決めて学習することを繰り返すという方法についても記載されています。これはおもしろい取り組みなので2022年は私もこれを取り入れていこうと思っています。

 

大谷翔平選手の強さの秘密

原田隆史さんによる記事で、野球の大谷翔平選手の「棒は他人がポイッと捨てた運を拾っているんです」と語っていたことを切り口に書かれています。

“原田式メソッド”とは、原田隆史さんが考案した目標達成のためのツールです。この原田式メソッドというのがおもしろいので一度取り入れてみたいです。

 

原田さんいわく、原田式メソッドにおける運とは、長期的にプラスの結果を生み出す力なんだそうです。そして、大谷選手は、このOW64の中に“運”や“人間性”といった無形のものを入れていたというのが注目点です。

 

技に偏ったものになりがちな世界の中で、大谷選手は長期的な成功のために、こういった無形のものの重要性を理解していました。周囲のサポートや、メンタルといった無形のものを大切にした先に幸運があるということです。

また、原田さんは成功のためには、“心・技・体・生活”が良い状態であることが重要だといいます。“心・技・体・生活”が大切というのは頭ではわかっていても何かに夢中になると、つい蔑ろにしてしまいがちな部分です。しかし、長期的にプラスの結果を出すためには、土台が安定している必要があるということです。メジャーリーガーでなくても真似したい習慣です。


麻雀と経営は似ている?

サイバーエージェント藤田晋社長による、麻雀と経営は似ているという記事です。

私は麻雀のことはよくわからないのですが、運の要素もあり、一人で何役もこなす必要がある点が、麻雀と経営は似ているそうです。

 

麻雀でも経営でも自分の中で一つ軸を持つことが重要だと書かれています。また、主観、客観、俯瞰の3つの視点を持つことの大切さについても書かれています。主観的にどう考えるのか、客観的にどう見えているのか、取引相手や競争相手の立場に立つとどうなのかという視点を持っているとそれが競争力になるそうです。

 

目先の勝ちではなく、長期的な勝ちを取るための判断の大切さや、最終的には、勇気・度胸・覚悟といった論理や数値から外れた要素が重要になってくる点も麻雀と経営の共通点だそうです。

 

他にも…

稲盛和夫さんの強運の秘密や、孫正義さんの「運のいいヤツと付き合え」というエピソードが書かれており、おもしろく読むことができました。