アルミニウムを買った話
先日DBAを売却しました。
次のコモディティ投資として、11月26日にアルミニウムを購入しました。
アルミニウムとは？
アルミニウムは軽くて強くて、熱伝導性に優れているといった性質をもっています。私たちの身の回りには、一円玉硬貨、アルミホイル、アルミ缶など、アルミニウムがたくさん使われていて、身近な金属です。
なぜアルミニウムに投資するのか？
アルミニウムの国別生産量一位は中国です。その中国で2021年10月頃から生産減少が起きています。
2021年11月11日のロイターのニュースによると、環境の観点から中国でアルミニウムの生産が制限されるとのことです。
そして、今年の4月頃からアルミニウム先物の価格が上がっています。
ちなみに、ニュースの中に“銅の生産にはそれほど大きな影響は見られていないという。ただ、電力制限がより厳格化されれば、２０２２年上期には消費量に影響が出る見通し。”とのことで銅への投資もおもしろいかなと思います。この記事の最後で、アルミニウムと銅を比較してみました。
選んだ銘柄
銘柄はＷｉｓｄｏｍＴｒｅｅ アルミニウム上場投資信託 （1692）を買いました。
アルミニウムは先物やCFDもありますが、私が投資初心者であるということと、売り時が2022年上半期ごろになると予想しているため中期投資になりそうなのでETFを選びました。
1692とアルミニウム先物のチャートの比較です。同じ動きをしています。(同じなのは当然なのですが確認することでより安心して買うことができます。)
売却計画
中国での原産や環境問題の理由から、2022年以降アルミニウムが不足すると予想されています。そのため、価格が上がるのではないかと考えているので来年の上半期頃、いいタイミングで売却できたらと考えています。
おまけ
アルミニウムのチャートをいくつかの銘柄と比較してみました。
アルミニウムvs銅
アルミニウム先物(ロウソク足)と銅先物(オレンジ線)を比べるとかなり似ている動きをしています。
下の青い波のようなグラフはアルミニウム先物と銅先物の相関係数です。部分的に相関が崩れている箇所がありますが、全体的に相関がありそうに見えます。特に最近は相関が高いのではないでしょうか。
アルミニウムvs S&P500
2019年中頃〜2020年終盤くらいに負の相関ですが、基本的には同じような動きをしているように見えます。
高橋ダンさんによると、株価指数とベースメタルは連動しているそうです。
アルミニウムvs金
アルミニウムと金は、2019年頃まではなんとなく同じ動きかな？という箇所もあるような気もしますが、2019年中頃からは逆の動きをしています。相関はあまりないように見えます。
S&P500などの株価指数に連動した銘柄のリスクコントロールとして持つのであれば、やはりベースメタルよりは金の方が良さそうです。
