月面着陸

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先日愛兎、ひなちゃんが月に帰って行った。

まだ3歳だったひなちゃんはちょっと体が弱い子だったのかもしれない。恐らく先天性の病気で、最期の方は日に日に弱っていく姿を見るのが辛かった。

先代のうさぎ、みにーちゃんは今思えば体が強い方で8歳まで生きた。(それでも10歳を過ぎても元気なうさぎさんの話も聞くので驚きだ。)

親バカなのは承知の上だが、元気な頃のひなちゃんの写真を見るととても可愛くて天使のようで、もっとたくさん一緒に過ごしたかったなあと思う。

でも、病気でたくさん苦しい思いをしたと思うので、ゆっくり休んでねという気持ちもある。複雑なのだ。

犬や猫(その他の動物も?)は「虹の橋を渡る」というけれど、うさぎは「月に帰る」ということが多いように思う。これは月にはうさぎがいる、といった言い伝えによるものなのかな。しかも、月に“帰る”なので元々は月にいて、地球に遊びに?来ていたということなのだ。なんだか宇宙人みたいだ。また、一説にはうさぎは神様の使いとも言われている。動物であり、宇宙人であり、神様の使いで…知れば知るほとうさぎというのは不思議で魅力的な生き物だ。そして何より可愛い。

これは私が勝手に作ったストーリーなのだが、うさぎは月から地球、私たちのところに勉強にきているのだ。いろいろと勉強をして月に帰っていく。月では立派な神様の使いになるのだ。(神様の使いといってもそんなに大変な仕事ではなくあまりやることはない。)そして今みにーちゃんもひなちゃんも月で立派にやっているはずだ。

いずれにしても、死後は元気だった頃の姿に戻って、虹の先の世界や月でそれぞれ幸せに過ごすというのは、愛する家族を失ったものにとって非常に救いあるの話だと思う。

普段はあまり神様などは信じないほうなのだけど、この話は救いを求めるように縋るように信じたい気持ちでいっぱいだ。なので、どうか月で元気に好きなものをたくさん食べて、たくさん寝て、遊んで幸せに過ごしてほしいと思う。先代のみにーちゃんと楽しく過ごしてくれたら嬉しいな。そして、いつか私が死ぬときがきたらまた会えたらと思う。

先ほど書いた通り、ひなちゃんは先天性の病気だったと思われる。日々を過ごしていると忘れがちだけど、元気に生まれて育つというのは全然当たり前のことではないのだ。

私には2歳の娘がいるのだが、彼女は途中心拍が弱まったりと難産で、最終的には緊急帝王切開で生まれた。昔だったら母子共に危険な状態だったのでは?と思うので現代の医療に感謝だ。元気に生まれて育つということは全然当たり前のことではないのだ。