2018年1月〜3月よかった6曲
2018年1月から3月に発売された音楽の中でよかった曲を紹介する。どの音楽もとてもよくて数曲選ぶのが難しかった。
プレイリストはこちら
1、アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)/小沢健二
新しいタイプのノスタルジアといった感じだ。『今夜はブギーバック』を聴いて感じる過去への気持ちを、現在進行形の感性で表現しているような曲。
小沢健二世代が見てきた渋谷と、私が見てきた渋谷は確実に違う。しかし、20歳前後の多感な時期を渋谷で過ごした大人が感じる感覚みたいなのがうまく表現されている。
曲中、二階堂ふみさんと吉沢亮さんのセリフが入っている。セリフが入っていると曲の世界観を壊してしまうことが多いが、そんなこともなく優しくて切ない2人の声によって甘酸っぱい気持ちが加速していく。
復帰後の小沢健二の作品は、無駄を削ぎ落としたような成熟した芸術だ。大切に聴き続けたい一曲。
2、jetcoaster (baby, I'm yours)/evening cinema
2月14日、バレンタインデーに発売された『CONFESSION』 の一曲。
こちらは再録で、原曲よりもピアノやアルトサックスが効いた大人なアレンジ。
夜のドライブデートでみなとみらいあたりを走りながら、この曲を流したらきっとうまくいく。さすがロマンチックの申し子。
3、 かなり恋っぽい (feat. アベカワ)/ロースケイ
『秘密にしよう』、『ラブイズサイエンスフィクション』や『FRIDAY』といった個人的にすっごくツボな曲を生み出しているロースケイさんの待望の新曲。
いい大人が小学生のような気持ちで恋しちゃうみたいな、くすぐったい気持ちになる一曲。男女のユニットで、それぞれの気持ちを歌っていておもしろい。
そして前半の悩んでいる感じと、後半の加速感が気持ちいい。
ちなみにアベカワさんは『FRIDAY』について
皆さんはご存知だろうか、FRIDAYのボーカルテーマが実は"アベカワ史上最もエロい"であったことを…
— アベカワ (@avecawasan) 2018年2月25日
と言っており、その通り『FRIDAY』と比べると確かに歌い方が違う。
『FRIDAY』も大好きな曲で、わたしは金曜日の朝いつも聴いている。
4、everybody wants to go to Taiwan/macaroom
『swimming classroom』の14曲目に収録されている。おもしろい音がたくさん使われていて、おとぎ話の世界に迷い込んだようなかわいい曲。
『swimming classroom』に収録されている曲は、どれも独特の音や世界観が素敵で、1枚通して聴くと短編集のよう。
可愛らしい曲だけど、恐らく表面から感じる以上のメッセージが込められているような気がするのでもっとたくさん聴き込んで感じ取っていきたい。
5、Dramatic /Frasco
10曲連続配信リリースをしているというFrascoの第2弾『Dramatic』。
言葉遊びと音が心地よい1曲。エレクトリックかと思えば、シタールやコンガといった民族楽器が使われていて、聴くたびに新たな発見がある。
そして今後のFrascoの楽曲に期待。
6、Rainbow Town /kiki vivi lily (prod by.SUKISHA)
大好きなkiki vivi lilyさんの新曲。クラブミュージックのような大人な曲で夜遊びがしたくなる。
こういった温度の低い曲は、どんなメンタルのときでも聴けるので好き。
kiki vivi lilyさんは『LOVIN' YOU』で一聴き惚れしたアーティストで綺麗な声と抜け感が心地良いアーティスト。
『LOVIN' YOU』はもっと評価されるべき名作なのでぜひ聴いてほしい。
プレイリストはこちらからどうぞ。
この記事を書くにあたり、新曲に対するアンテナを高く張ることができ、新たな発見がありおもしろかった。
四半期に一回くらいかけたらいいな。