『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』読了

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『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』

メンタリスト DaiGo 著

 

 

メンタリストDaiGoさんによる勉強法に関する本です。

冒頭では、1.ハイライトまたはアンダーライン。2.語呂合わせ。3.テキストの要約。4.テキストの再読。5.集中学習。6.自分の学習スタイルに合わせる。7.忘れる前に復習する。といった王道の勉強法が、科学的に効率が悪いことが書かれています。

 

今日から実際に取り入れたい方法を記載します。

 
インターリービング

インターリービングとは、一回の練習時間の間に複数のスキルを交互に練習する手法のことです。

一時間英語を勉強するのであれば、リスニングのみに一時間費やすのではなく、
ライティング20分→文法20分→リスニング20分 のように3ジャンルでワンセットを作ることです。一極集中よりも、3つに分けて勉強した方が効果が高いそうです。

 

メタ認知リーディング

メタ認知とは、「思考についての思考」のことで、自分の考えや判断を客観的に判断するときに使う能力のことです。「何がわからないのかわからない!」という状態にならないために行います。

メタ認知リーディングは参考書や本など一冊に対して、以下の手順で行います。

  1. プレリーディング
  2. 速読
  3. 再読
  4. 再々読

詳しい方法については、本書をご確認ください。

 

教えるつもり勉強法

名前の通り、学んだことを第三者に説明するつもりで行う勉強法です。実際に友人などに説明しても良いのですが、アヒルのおもちゃやペットの写真など対象はなんでも良いそうです。説明するのってなかなか難しいので、「わかったつもり」を避けることができます。

 

パーソナライズ音読

英文の主人公を自分(I, my , me)に置き換えて読むことで、英語力やスピーキングの能力を高めるのに良い手法です。英語の他にも、歴史や古文などに応用が可能です。

 

自己超越目標

自己超越目標とは、自分の身の丈を超えた大きな目標やゴールのこと。勉強を開始する10分ほど前に、

  •  世の中をもっと良くする方法はないだろうか。
  •  いま勉強していることが、そのためにどう役に立つのか
  •  自分にとって、もっとも大切なものとはなんだろうか

といった「自分を超えた大きな価値」について考えることで、モチベーションがアップします。

 

マインドフルネス瞑想

最近巷で耳にすることが多いマインドフルネス。スピリチュアルな印象があり食わず嫌いだったのですが、やってみると思考がすっきりして気持ちがいいです。

本書では、不安や心配ごとや浮かんできたら「心がそう考えているだけだな」と考えてやり過ごすことや、不安や悩みが浮かんだら、「思考は現実ではない」ことを思い出すといった方法が紹介されています。

わたしは放っておくと思考がどんどんネガティブになってしまいがちなので、これだけでもかなり効果があるといえます。

 

筆記開示

筆記開示とは、カウンセリングの世界で使われている定番の心理療法のことです。勉強が終わったタイミングや寝る前8分間で、不安、不満、心配事など頭の中の問題をすべて紙に書き出します。

心配事が多い人は、つねにマルチタスクで作業をしている人と同じ状態なので、この作業を行うことで頭のワーキングメモリに空きを作ることができ、結果脳を効率良く動かすことが可能になります。

 

その他、様々な勉強法が紹介されています。

わたしはTOEICの勉強に役立てたいと思い本書を読みました。いざTOEICのための学習に応用するとなるとどのように取り入れるかが難しいところです。

 

具体的な勉強法に加え、第6章では“時頭を良くする科学的トレーニング”と題し、マインドセットの方法が書かれています。即効性には欠けるかもしれませんが、長期的な視点で見ると、このマインドセットを上手に取り入れるのは非常に良いのではないかと思います。特に、不安や心配事が頭の中をぐるぐるしがちな人におすすめです。