クリスマスに聴きたいジャズ6選
今回はクリスマスに聴きたいジャズを紹介する。クリスマスソングとジャズはなかなか結びつかないかもしれない。しかし、おなじみのクリスマスソングが、数々のジャズミュージシャンによって素敵に演奏されているのでぜひ聴いてほしい。
1、ザ・クリスマス・ソング/ナット・キング・コール
ナット・キング・コールはアメリカのジャズピアニストであり、歌手でもある。
"The Christmas Song"のタイトル通りクリスマスソングの定番曲なので、一度は聴いたことがあるのではないだろうか。華やかなストリングスと、艶のある声で歌いあげらたしっとりとした演奏は、ロマンチックな夜にぴったり。
『ザ・クリスマス・ソング』は、ナット・キング・コールの”The Christmas Song (Expanded Edition)”の1曲目に収録されている。”The Christmas Song (Expanded Edition)”はタイトルの通り、アルバムの収録曲全てがクリスマスソングで完成しているので、1枚を通してクリスマスムードを高めてくれるのでおすすめ。
The Christmas Song (Expanded Edition)
- アーティスト: ナット・キング・コール・トリオ
- 出版社/メーカー: CAPITOL CATALOG MKT (C92)
- 発売日: 2018/09/21
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2、Santa Claus Is Coming To Town/ビル・エヴァンス
"Santa Claus Is Coming To Town"は『サンタが街にやってくる』の邦題でおなじみの曲。多くのアーティストによって演奏されているので一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
ビル・エヴァンスはアメリカのジャズピアニスト。クラシックから影響を受けた品の良い音使いと、すっきりとした音が特徴。
本作"Santa Claus Is Coming To Town"もビル・エヴァンスらしい上品で軽やかな演奏が心地よい。ポップで軽やかな演奏はシーンを選ばず使えそうな一曲だ。
"Trio 64 (Verve Master Edition)"の4曲目に収録されている。
3、Greensleeves (Take 4) /ジョン・コルトレーン
"Greensleeves" 、邦題『グリーンスリーブス』は作者不明のイングランド民謡だ。電話の保留音になっていたり、日本でも非常になじみの深いメロディなので、タイトルでわからなくても曲を聴いたらピンとくる人は多いのではないだろうか。
ジョン・コルトレーンはアメリカのジャズサックスプレーヤ。コルトレーンが主に演奏していたのは、一般にサックスといったときにイメージされるアルトサックスではなくてテナーサックス。
テナーサックスは一般的なサックスよりも一回りほど大きく、肉厚な音が特徴的なのでジャズの演奏では独特な色気を放つ。
ジョン・コルトレーンの張りのある音色でしっとりと奏でられるグリーンスリーブスは一度聴くと心を掴まれるはず。
Ballads (Deluxe Edition)のDisk2の4曲目に収録されている。今回は聴きやすいTake 4を紹介したが、本アルバムには別のTakeも収録されているので、聴き比べてみてもおもしろい発見がありそう。
4、Jingle Bells/フランク・シナトラ
"Jingle Bells"、邦題『ジングルベル』で知られているクリスマスの定番ソング。12月になるとどこからともなくこの曲が聴こえてくるよう。
フランク・シナトラはアメリカの俳優であり、ジャズシンガー。俳優かつシンガーという肩書きから見える通り、フランク・シナトラは若い女性からアイドル的人気を誇っていたんだとか。またプレイボーイとしても有名でスキャンダラスな生涯を送っていたよう。
Jolly Christmas From Frank Sinatra
- アーティスト: Frank Sinatra
- 出版社/メーカー: Capitol
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冒頭のベルやコーラスがクリスマスムードを高めてくれる素敵な一曲。A Jolly Christmas from Frank Sinatra (50th Anniversary)の1曲目に収録されている。アルバム全てがクリスマスソングなので丸々一枚を聴きながらクリスマスを過ごすのもおすすめ。
5、Joy to the World/ヨーヨー・マ, デイヴ・ブルーベック, Matt Brubeck & パキート・デリヴェラ
"Joy to the World"、邦題『ジョイ・トゥ・ザ・ワールド』または『喜びの世界』。こちらもクリスマスの定番ソング。
本曲はiTunesのジャンルではクラシックとなっているが、ジャズピアニストのデイヴ・ブルーベックとの共演なであり、素晴らしい演奏なので紹介する。
ヨーヨー・マは、中国系アメリカ人のチェロ奏者。デイヴ・ブルーベックはアメリカのジャズピアニストだ。
両者共に親しみ深いような、品の良い演奏が特徴的でこちらの演奏でもその良さが存分に伝わるのではないだろうか。クラシックのような、どこかオリエンタルで、でもジャズのエッセンスもあるフ心地よく上品なフュージョンを楽しんで。
6、White Christmas/大野雄二トリオ &フレンズ
"White Christmas"、邦題『ホワイト・クリスマス』。ルパン三世でおなじみの大野雄二さんによるクリスマスソングだ。
峰不二子が印象的なこちらのアルバムは収録曲ほぼ全てがクリスマスソングだが、6曲目にはルパンでおなじみの"Love Squall"が収録されている。元々しっとりと大人な雰囲気の曲だが、さらに艶っぽい雰囲気に仕上がっている。
こちらのアルバムがあれば、しっとりと大人なクリスマスを演出できそう。
LUPIN THE THIRD「JAZZ」~CHRISTMAS~
- アーティスト: 大野雄二トリオ&フレンズ
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素敵な音楽と共に、素敵なクリスマスが過ごせますように。
以上、クリスマスに聴きたいジャズ6選でした。