Brian Newmanの『Showboat』が素晴らしい
今回紹介するのは、2018年11月16日に発売されたBrian Newmanの『Showboat』。
Brian Newmanは、Lady Gagaとコラボしていたり、本アルバムの楽曲がiTunes Storeの注目トラックに挙がっていたりして今後注目していきたいアーティストだ。
Googleで検索しても日本語のページがあまりないのだが、ぜひ聴いてもらいたいので紹介する。
Brian Newmantとは
Brian Newman/ブライアン・ニューマンはアメリカのジャズミュージシャンで、シンガーでありトランペットプレイヤーだ。
シンシナティ大学の音楽学部を卒業し、ニューヨークのプラザホテルやデュアンパークで演奏活動を始めた。その後、ブライアン・ニューマンはニューヨークでレディー・ガガと知り合い共演をする。
トニー・ベネットとレディー・ガガのジャズのスタンダードナンバーをデュエットした『Cheek To Cheek』にも、ブライアン・ニューマンはトランペットで参加している。
よかった曲
アルバム全体は洗練されていてかっこいい仕上がりになっている。どの曲も引っかかりなく聴けるので、作業しているときなどにアルバム一枚を一曲目から最後まで流していたくなる。そして、朝の出勤中から、昼間の作業時にも、夜のおしゃれなディナータイムやドライブにも、どんなシーンにも似合いそうな不思議なアルバムだ。
私が特に好きな楽曲を紹介する。1曲目の"San Pedro"は、情熱的な楽曲、でも熱すぎない大人の余裕があるみたいな感じがかっこいい。
4曲目の"Sunday in New York"は都会的で洗練された、さわやかな朝を連想させる楽曲だ。ボーカルはブライアン・ニューマンだろうか。癖がなくスッと入ってくるボーカルも心地いい。刻むように入るピアノも軽快でさわやかだ。
レディー・ガガが参加している5曲目、”Don't Let Me Be Misunderstood (feat. Lady Gaga)”/邦題『悲しき願い』は、1964年にニーナ・シナモンに発表されて以来、数々のアーティストにカバーされている有名な曲だ。今回本アルバムに収録されているのは、ジ・アニマルズによるバージョンをカバーしているそう。レディー・ガガの哀愁漂うしっとりとした歌唱がちょっと演歌っぽくもあって渋さを感じた。
ブライアン・ニューマンの『Showboat』、素晴らしいのでぜひ聴いてみてほしい。