2018年10月よかった曲
11月が半分終わろうとしている。2018年が終わりかけている。遅くなってしまったが2018年10月よかった曲を紹介する。iTunesで配信日が2018年10月の楽曲が対象だ。
1、君にトロピタイナ/寺嶋由芙
ゆっふぃーこと寺嶋由芙さんのトロピカルで可愛い楽曲。作詞作曲は西寺郷太さん。
夏っぽいトロピカルな楽曲を10月に発売したのには何か理由があるのだろうか。
どこかレトロで懐かしい感じが、寺嶋由芙さんのキャッチフレーズ「古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル。」にぴったりだ。
ネオンカラーの水着と明るいピンクのリップを身につけて、派手なフルーツが添えられた青いカクテルを片手に微笑むみたいな、ただ可愛いだけではなく、ちょっと色っぽいような感じの曲。
ライブでは、きっとみんなで一緒に手拍子をする曲なんだろうな〜と思う、楽しそうだ。
2、Fille! Fille! Fille!/南波志帆
浮遊感と透明感がある声が特徴的な南波志帆さんの一曲。
肩の力が抜けたような感じやレトロな感じが、フリッパーズ・ギターやPIZZICATO FIVE、2001年から2005年くらいまでのcapsuleのような渋谷系フレンチポップを思わせる。ところどころハロウィンを連想するところがあって、ただ懐かしい感じ、だけにまとまっていないところがおもしろい。
意図的なのか、偶然なのか、タイトルの『Fille! Fille! Fille!』からもフリッパーズ・ギターの『CAMERA! CAMERA! CAMERA!』を連想させる。
また、PVのハーレムな感じや、映像の切り取り方や何度も曲のタイトルを表示するところが、古き良き渋谷系な感じなので、渋谷系が好きな人はぜひ聞いてほしい。
3、Lonely Lonely feat. Chara/LUCKY TAPES
2018年10月3日に発売された「dressing」の6曲目の『Lonely Lonely feat. Chara』。
アルバム全体は、相変わらず瀟洒で都会的な楽曲が揃っていて最高の一枚となっている。
『Lonely Lonely feat. Chara』は、星が綺麗な冬の空のような曲。LUCKY TAPESとしては初めてのラップの部分があるが、元々LUCKY TAPESの楽曲はオフビートな印象が強かったのですんなり入ってくる。ボーカルの高橋海さんの柔らかい声が奏でる、優しくて心地よいラップは、今後ラップがLUCKY TAPESの定番になっていく予感を感じさせる。
4、獣ゆく細道/椎名林檎と宮本浩次
椎名林檎さんとエレファントカシマシの宮本浩次さんによる楽曲は、ソウルフルでピアノやフルート、バイオリン、サックス、ラテンパーカッションなどの音がふんだんに使われたとても豪華な一曲だ。
大正ロマンようなドラマチックな世界観が広がっている。着物でジャズを演奏するみたいな乙な感じがあって、椎名林檎らしいジャズだ。そして、パワフルな宮本浩次さんの声と、色っぽい椎名林檎の声のコントラストにゾクゾクする。
この時代に居合わせることができてよかったとさえ思うような素晴らしい曲。
以上、2018年10月よかった曲でした。