2018年8月よかった曲

f:id:minimumemo:20180916170104j:plain

 

1、存在証明/ReN

存在証明

存在証明

  • provided courtesy of iTunes

 ReN氏は長渕剛氏の息子さん。それを抜きにしても素晴らしい一曲。
温度は高いが決して暑苦しく感じないのは、洗練された音使いの効果かもしれない。
なんとなく平成生まれ特有の、見た目は飄々としていても内心は踠いて足掻いてるみたいな、内なる情熱を感じる。

 

2、これでいいんだよ/安藤裕子 feat. TOKU

これでいいんだよ

これでいいんだよ

  • provided courtesy of iTunes

安藤裕子氏とフリューゲルホルンプレイヤーTOKU氏の楽曲。
東京メトロ「Find my Tokyo.」和光市 みずみずしい街」編 のCMソングに起用されている。(石原さとみ氏がお美しい…!)

日本の原風景ともいえる、夏のじめっとした感じや、祭りの仄暗い明かりを思わせる歌詞と安藤裕子氏の歌唱がとてもよく合っている。
そこに悠々とした、霞みががる夕方の景色ようなフリューゲルホルンが加わって、“あの日の景色”が完成していく感じ。すべて小林武史氏の思惑どおりなのかもしれない。
どんなときにでも聴ける、飾りたくなる絵のような一曲。

 

3、melt summer/さとうもか

melt summer
melt summer
  • さとうもか
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

さとうもか氏は岡山出身シンガーソングライター。
女の子の秘密の宝箱をこっそりのぞいてるみたいな一曲。
万華鏡のような女の子の心の変化や、メリーゴーランドのような恋、くるくる回る色鮮やかな世界に心がときめくこと間違いなし。

 

4、VAREN/甘小屋 橤

VAREN

VAREN

  • 甘小屋 橤
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 甘小屋 橤さんの『希死念慮』 の3曲目。
タイトルの『VAREN』というのはどういう意味なんだろう。人名?色々調べたけどわからなかった。

宇宙のような深い海のような、浮遊感と諦念感や絶望感が同居した不思議な一曲。
最後の“何も望まないから、消えてくれよ”は柔らかな音と甘小屋氏の少し掠れたような歌声によって、そのまま眠ってしまうような物語の終わりを感じる。

アルバムの全楽曲の中で一番『希死念慮』というテーマに合っている感じがした。

 

5、いまさら嫌いになんてなれないよ/甘小屋 橤

いまさら嫌いになんてなれないよ

いまさら嫌いになんてなれないよ

  • 甘小屋 橤
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

 同じく『希死念慮』の4曲目。
第三のロースこと、ロースケイ氏の作詞作曲ということで楽しみにしていた一曲。
アイドルグループのソロ曲みたいな可愛らしい印象。

“カメラロールは君の横顔だらけ 今はただ私だけ見ていて”という歌詞が、
過去と今を同時に歌っていて、瑞々しい恋愛の感じがしていいなあ。
ロースケイ氏の楽曲は毎回、カメラの位置が良くて、対象との距離の取り方がさすがだと思う。
題材になっている恋愛に対して、入り込みすぎず、かといって距離を取り過ぎてるわけでもないちょうどよい距離感から見た表現で素敵だ。

 

 以上、2018年8月よかった曲でした。