『チーズはどこへ消えた？』読了

Who Moved My Cheese?／チーズはどこへ消えた？

Spencer Johnson, M.D.／スペンサー・ジョンソン、訳　門田美鈴

言わずと知れた名作、かなり前に買って積読していたのを最近やっと読んだ。

積読ばかり増えていく…。

チーズはどこへ消えた?

概要は、

ネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホーが、迷路でチーズと探すというシンプルなストーリー。

チーズといっているが、ここでいうチーズは仕事、家族、財産、健康、などの偶像である。

シンプルなストーリーだけど、どのようにも捉えることができる奥深い作品。

歳を重ねるごとに、良くも悪くも知識が増え、ついつい複雑に考えてしまう。

考えてばかりの頭でっかちな生活に、一石を投じてくれる。

以下印象に残ったフレーズを紹介する。

もし恐怖がなかったら何をするだろう？

なかなか難しい問いかけで、さらに行動に移すとなると怖気づいてしまう。

リスクヘッジに能力の多くを費やすような毎日の中で、想像するだけでも難しいと感じるのは私だけではないはず。まずは、考えるだけでも良いトレーニングになる。

そして、本書の主張は、68ページに書かれている以下がほぼ全てといってもよいと思う。

変化は起きる

変化を予期せよ

変化を探知せよ

変化にすばやく対応せよ

変わろう

変化を楽しもう！

進んですばやく変わり再びそれを楽しもう

動くべきときは、覚悟を決めて動くべき。そのベストタイミングを逃さないための勘は、常に研ぎ澄ませていたい。

チーズはどこへ消えた?