秋に聴きたいスタンダードジャズ5選
秋はジャズが良く似合う季節だと思う。
哀愁漂うなイメージの季節に本を読みながらしっとり聴きたい曲を選んでみました。
1、Autumn Leaves/枯葉
ジャズの入門の定番ともいえる曲。
こちらは、Bill Evans(ビル・エバンス)というピアニストによる演奏。
Bill Evans Trio - Autumn Leaves
高浜和英さんという日本人ピアニストの演奏が素敵なので紹介します。
高浜さんは歌うピアニストとして知られており、ピアノはもちろんながら歌も素敵。中でもこの枯葉は、ピアノとフランス語・英語を駆使して表現していてとっても素敵。
前半部分はしっとりとフランス語で、1分40秒あたりからはテンポが速くなり英語でスウィングで歌いあげている。
枯葉はもともとシャンソンの曲なので、この構成はこの曲の良い部分を凝縮している。
2、You'd Be So Nice to Come Home To
渋いメロディがかっこいい曲で耳にしたことがある方も多いのではないかと思います。ハードボイルド(が厳密にどういうものかはわからないけど)な感じがかっこいい。
こちらのArt pepperの、サックスの演奏がとてもかっこいい。
Art Pepper-You'd Be So Nice to Come Home To
日本人女性ピアニスト・山中千尋さんによる演奏。 メロディはギターという編成。
山中さんの演奏は、ジャズなんだけどどこか和風のエッセンスを感じます。「世界に通じる和製ジャズ」と勝手に名付けています。
3、L-O-V-E
こちらも有名な曲なので、ご存知の方も多いはず。
動画はNat King Coleの演奏。歌詞が素敵なのでぜひ動画で確認してみてください。
L-O-V-E Nat King Cole (Lyrics)
こちらはFrank Sinatraによる演奏。1941年ころアメリカの女性たちが彼の歌声に夢中になったそう。シナトラはいろいろな噂があるのですが、そういった見えない部分も色気なのかもしれません。
4、There will never be another you
和訳すると“あなたの代わりはいないでしょう”とか、“あなただけ”とかって感じでしょうか。
動画はChet Bakerの演奏。こちらは歌もトランペット部分もChet Bakerが演奏しているというなんとも彼らしいナルシスティックな編成です。
Chet Baker - There Will Never Be Another You
こちらも山中千尋さんの演奏です。
これを聴くと涙が出そうになるのはなぜなんだろう。私はこの演奏を結婚式のBGMにも使用させていただきました。
5、TAKE FIVE
5/4拍子という珍しい拍子が特徴的な曲です。とってもかっこいいですよね。
動画はDave Brubeckの演奏。
2:13あたりの力強いドラムソロがかっこいい。
ジャズといえばサックス。こちらはサックスのみで演奏したTAKE FIVE。ジャズという音楽そのものがサックスが似合うのだけど、中でもTAKE FIVEは別格にサックスが似合う曲だと思います。
以上、秋に聴きたいジャズ5選を紹介しました。
ここに載っていないおすすめがありましたらぜひ教えてください。