鎌倉近代美術館
もうすぐ閉館してしまう鎌倉近代美術館に行きました。
油絵は引きで見るとおもしろいことが本日の気付き。
そして、 やっぱり芸術家は、自分の中の何かと戦っていたのかなと改めて痛感した。
人一倍センシティブだからこそ作品を生み出せるけれど、その感性の代償というべきか、感じる苦しみも人一倍なんだろうなあ。
心の柔らかい部分を描いた(かどうかはわからないけどわたしはそう感じた)作品は、心が苦しくなって涙が出そうになってしまった。
以下、印象に残った作品覚書。
松本俊介さんの作品
儚さや葛藤を感じていつまでも見ていたかった。
作品から“死のにおい”を感じた。
この感覚は初めてで戸惑ってしまった。作者も作品制作をしながら死を感じていたのだろうか?
麻生三郎さんの「死者」
わたしが思う死のイメージをぴたりとそのまま表したような作品で、見た瞬間鳥肌がたった。
小牧源太郎「新興宗教その1」
畏怖の念を抱かずにはいられない、おぞましい塔、読めない文字、得体のしれない生き物…
新興宗教のイメージそのもので感服。
世の中の不条理に押しつぶされてしまいそうなときに拝みたい作品だと思った。
そんな感じで、美術館はエネルギーを使うと気付きました。
美術館で作品を見ることは、五感を使ってその場の空気を感じることに等しいと思う、
疲れるのは至極当然なのに。気づくのが遅かった。
予定は美術館はしごするつもりだったのに疲れたので断念。
でもこれは幸せな疲れ。
鶴岡八幡宮の敷地内であり、
景観が素敵。
帰りは小町通りにあるcacaoに寄り道。
前に来たときに気になったけど並んでいたので断念。
今日はスムーズに買えてラッキー♡
チョコタルトとマカロン。